摂氏と華氏

気温が80度を越えているとか、気温華氏23度、気温23℉といったことが、古い海外小説などに出てくることがあります。

これは、わたしたちが日常で使っている温度とは単位が異なるのです。

わたしたちの使う摂氏温度目盛りでは、1気圧下の氷の融解点を0度、水の沸点を100度とする目盛りで温度を考え、℃という記号を使用します。

摂氏度はスウェーデンの天文学者アンデルス・セルシウスが1742年に考え出したものに基づいていて、セルシウスにちなんでセルシウス度と名付けられ、日本では摂氏度やセ氏度と呼ばれています。

セルシウスは水の沸点を0度、氷の融解点を100度とし現在とは逆でしたが、彼の死後現在のものに改められたそうです。

華氏温度目盛りでは以上に高い数値になりますが、これは氷点0℃を32度、沸点100℃を212度と表していて、℉という記号を使います。

日本ではカ氏度ともいいます。

華氏度はドイツ(現・ポーランド)の物理学者ファーレンハイトが1714年に考案したもので、当時の寒剤を使用してつくりだした最低温度を0度とし、人間の体温を96度としました。

いまでは、華氏度は摂氏温度目盛りより換算式の計算で導き出して決められ、たとえば華氏23度だとマイナス5℃だということになるのです。